電磁波測定サービスモニター期間を終えて
久々の投稿になります。
5月から7月末まで電磁波測定サービスモニター期間として、12件のご家庭の電磁波測定を行いました。
まずは、ご応募いただいた皆様や、このモニターの件をお知らせしてくださった方に感謝申し上げます。
モニター期間を終えて、各ご家庭ごとに様々な数値の発見があったり、同じようなケースが重なったりと、実際に測定してみて分かることが沢山ありました。
今回は実際に測定してみて見えてきた問題点の中から、簡単な作業だけで実際に数値が改善したものを、ご紹介させていただきます。
ケース① キッチン
キッチンは沢山の家電製品が集まる場所です。そして、以外とキッチンで家事をする時間は長いと思われます。日本のキッチンの家電製品において、アース線が始めからついているものは電子レンジや食洗機かと思います。ひと昔前、昭和の時代の冷蔵庫にはアース線がついていましたが、最近の冷蔵庫にはアース線が付いていません。アースを取りつけるねじは冷蔵庫の裏側についてはいますが、新品で冷蔵庫を買った時に電気屋さんに頼んでアース線を取りつけているご家庭はほぼ無いに等しいでしょう。
冷蔵庫から発生する電磁波は電磁波が身体に影響を与えない基準値が25V/m以下のところ、
その6~7倍の180~300V/mの電場を発生しています。
電場の性質として、床や壁を伝わるため、冷蔵庫付近の床や壁にも影響を与えています。そのため、キッチンで常時立っている箇所を測定すると冷蔵庫の影響で電場の値が高かったということも多くみられる現象です。
対策としては、冷蔵庫のアースを取る事。これだけで、高い値を示していた電場の値がほぼ一桁台にまで下がります。
冷蔵庫のアースを取った後はモーター音が静かになり、電源が入っていないのではないかと思うほど静かになります。
また、これは人によって感じ方が違いますが、圧迫感が無くなり快適な空間になります。
電場が身体に与える影響は身体表面に電場が伝わる性質をもつために、皮膚表面の電位を狂わせ、バリア機能を低下させます。
以前、省エネについて書かれた本の中で、冷蔵庫を使用していない方の記事を読みました。省エネを目的に冷蔵庫を使用しないのではなく、子どもさんがアトピー性皮膚炎を患っており、症状を悪化させないために冷蔵庫を使用しないということでした。
その当時の私には電磁波の影響が皮膚疾患に影響を与えると知らなかったのですが、電磁波について勉強をすると、電磁波の皮膚への影響はとても大きいことを学びました。
下の写真は冷蔵庫のアースを取る前とアースを設置した後の電場の数値を表しています。
25V/m以下が電場の安全基準値です。
下の写真 冷蔵庫アース設置前 172.5V/m
アース設置後の電場の値1.9V/m
今回はキッチンの中の家電の一つ冷蔵庫を取り上げました。
また次回はキッチンの中の電磁波とその対策について具体的な測定の値を用いてお話しさせて頂こうと思います。
電磁波測定サービスは十勝管内を中心に行っております。一般社団法人日本電磁波協会
認定一級測定士がご自宅の測定を行います。
お問い合わせは下記メールアドレスまでお願いいたします。
kurara35furansisuka@gmail.com
0コメント